安全な資産運用とは?
安全な資産運用とは?
資産を管理していく上で一番大切なこと、それは置き場所をはっきりと使い分けることです。
今回は安全な資産運用というテーマで記事をまとめました。
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置き場所ということなので具体的に言うとお金を増やす場所、守る場所というのを使い分けるということです。
リスクを取りたくないお金はどこに置いておくのか?金融がどんどん自由化していき、選択肢は増える一方です。
今回は安全な資産運用ということですので投資に回すことのできない短期的に必要なるかも知れないお金の置き場所や、
投資するまでの準備としての預け先としても安全なお金の置き場というものを理解しておく必要があります。
[caption id="attachment_63" align="alignnone" width="243"] お金の置き場所、大事です。[/caption]
1:定期預金
安全な資産運用という意味での定番は、銀行の定期預金です。
銀行の定期預金とはいっても、先述した金融の自由化の影響でその利率は横並びではありません。
例えば2014年の段階ですと一番高い金利はあおぞら銀行のインターネット支店の0.3%。
逆に一番低いのはメガバンク(三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行)の0.025%。その差は10倍以上。
金利は日々変わりますので、最新の情報は銀行のサイトをご覧下さい。
定期預金の場合、考えておきたいのはペイオフです。
1000万円を超える元本とその利息については金融機関が破綻した時に保護されません。
日本振興銀行が民事再生(破綻と考えてください)された際に5億預けていたおじいさんが嘆いていました。
そうならないように定期預金で1000万円を超える額を預ける場合は金融機関の格付けにも注意する必要があります。
[caption id="attachment_64" align="alignnone" width="200"] 定期預金もリスクがあるのです[/caption]
2:MMF(銀行、証券会社で購入可能)
定期預金とよく比較される資産運用の方法としてMMFがあります。
MMFは「マネー・マネジメント・ファンド」の略称で毎日毎日決算される投資信託の一種です。
公社債投資信託とも言われます。
ちなみにこのMMFは銀行でも証券会社でも購入可能です。
運用方針ですが、元本の安全性に配慮しており、短期間の運用に限定していることがポイントです。
残存期間が短い高利回りの公社債やコマーシャル・ペーパーに投資されることがほとんどです。
運用の方法としては定期預金とほぼ変わらないのですが異なる点があります。
定期預金 | MMF | |
利回り | 確定 | 実質 |
解約 | 途中解約不可 | 30日後解約自由 |
保護 | 1000万まで | 全額保護(分別管理) |
利回りの実質とは運用成績によるということです。
分別管理とは投資信託の特徴の一つです。
お金の置いておく場所を金融機関の資産と分けること(銀行が自由に使えるお金と運用のお金をわけること)で金融機関が倒産したり破綻した場合でも投資資金は問題ないというもの(運用の失敗というリスクはもちろんあります)です。
ちなみに定期預金は銀行の資産として運用がされています。
そのため、銀行が破綻した場合、お客様の資産も一緒になくなってしまう可能性があるため、それを法律で保護しましょう!というのがペイオフです。
定期預金は1000万円までは元本保証ですが、MMFはあくまで投資なので元本保証はありません。
その為、最悪の場合MMFだと元本割れする可能性もあります。
定期預金はペイオフのリスク、MMFは元本割れのリスクがあると考えていただければと思います。
一般的には1000万円以下なら定期預金、1000万円以上ならMMFといった判断ができます。
[caption id="attachment_67" align="alignnone" width="122"] 一長一短ですね[/caption]
3:個人向け国債
「3年以上は使わないだろう」という資産なら、個人向け国債という方法があります。
今の利率ですと変動10年型が0.4%、固定5年型が0.14%、固定3年型が0.08%になっています(財務省HPより)。
個人向け国債は1年が過ぎれば現金にすることができます。
金利は日々変わりますので最新の情報は財務局のHPをご覧下さい。
増えすという目的だと個人向け国債はいまいちですが、
国債は国に貸しているので最も安全な金融商品ということができます。
ちなみに個人向け国債は証券会社、銀行、信用金庫、信用組合、農協などでも購入できます。
1万円から購入できますので誰でも買うことができます。
国債の暴落などを盛んに謳われている昨今ですが、価格が動くの既発債なので個人向け国債への影響はしばらくありません。
[caption id="attachment_68" align="alignnone" width="224"] ロゴがなかなか可愛いですね。[/caption]
4:国内債券投資信託
国内債券投信はMMFと比べて、運用の自由度が高く、収益を上げるという意味で向いている商品です。
現金にするまで4営業日かかることや、MMFと同じく分別管理されていてペイオフがないことが国内債券投資信託の特徴の一つです。
投資信託の一種なので申し込み手数料や信託報酬、解約する際の手数料などが設定されていることがありますので
購入する際は必ず条件を確認して下さい。営業マンのトークに騙されてはいけません。
他にMMFと異なる点は銘柄次第で運用の成績は大きな差があることです。
運用成績を加味した上で安全に儲かる可能性が高い国内債券投信を探すことが大切です。
[caption id="attachment_69" align="alignnone" width="300"] 同じ国内債券投信でもこれだけ違う[/caption]
http://money.fanet.biz/study/learning/fund/selection/173.htmlより画像引用
5:外貨建ての定期預金とMMF
為替の変動リスクはありますが、国内の定期預金やMMFと比べると金利が高い特徴があるのが外貨建て商品です。
昔はドルやユーロも金利が高かったのですが最近は円の定期預金とそんなに変わらなくなってきました。
利率の高さで選ぶなら豪ドル(オーストラリアドル)が注目されています。
金利は日々変わりますので公式サイトなどを参照してください。
外貨建ての金融商品を考える時に比較的安全なのは外貨建て定期預金と外貨MMFです。
しかし、外貨預金にはペイオフがありません。
1000万円未満でも金融機関が倒産するとお金が全てなくなってしまうリスクがあります。
外貨建ての商品はすべて共通ですが、為替リスクが外貨建ての商品にはあります。
昨今の低金利は世界的なものですのでちょっとした為替レートの変動で利息や運用益は吹っ飛んでしまうことを念頭に置かねばなりません。
その分、為替の変動で得する可能性ももちろんありますがね。
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2014-06-29 18:34
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